Googleの成功の秘訣とこれからの取り組みを知って、私達の未来がどう変わっていくかを想像してみる。

常に先進的な取り組みで時価総額世界2位を誇るGoogle。なぜ成功したのか、その秘密は何なのか。それを探り、その特徴を捉えることで日本における優秀な企業も見抜く目を養えると思いました。

そして何より、Googleがこれからやろうとしていることを調べると、未来の社会に希望が持てるような気がしました。

Googleは米国の会社ですが、日本人でもそのサービスは検索機能やグーグルマップなどで頻繁に使っていると思います。今や私達の暮らしに欠かせない存在です。Googleがこれから提供してくれるサービスは、日本の私達の暮らしも大きく変えてくれることでしょう。

「Googleの哲学」の本を買って読んでみた

Googleは利益の大半を「広告収入」という形で得ています。データの収集、人工知能の開発にも力を入れています。これについてはこの前の記事の

世界第2位の企業、Googleのビジネスモデルについて考える。

をご覧ください。

私はさらにGoogleについて理解を深めるため、牧野武文さんの著書「Googleの哲学 世界一先進的な企業がやっている40のこと」を楽天の電子書籍で買って読んでみました。

表紙には「あなたはまだGoogleのことを1/100も知らない」と書いてあります。いいですね、わくわくします。ネタバレするといけないので断片的にしか書けませんが、お許しください。

自動運転車の開発について

グーグルが自動運転車の開発に参入する本当の理由、そうだったのですね。知らなかったです。私はてっきり、自動運転車を売って儲けるためだと思いましたが全然違うんですね・・。思いもよらなかった。車を売って稼ぐことが目的じゃないようです。2018年(もう来年じゃないか!)にも販売予定だそうですが、かなりの低価格で販売されるだろう、とのこと。

Googleの自動運転車が実際に道を走り出したら世界が変わるぞ!日本の自動車メーカーはどうなることやら。

それと、通常、広告で儲けている会社は(民放のテレビ局もそう)スポンサーの意向を重視するようになってしまいがちですが、Googleはそうではなく、あくまでユーザーのことを第一に考えている、そのこともわかりました。その方法についても。これは私の考えていたことと同様のことが書いてありました。

「低価格だから質をあげられる」

低価格だから質をあげられる」この言葉を読んで、世界の常識、仕組みが変わりつつあることを私は再認識しました。

「低価格だから質をあげられる」・・・?このことは今までの私達の常識とは相反するものです。良質な製品やサービスは価格も高いものだと私達は思いこんでいます。しかし、新しいビジネス、特にIT業界においてはそうではない。低価格だからこそ、質の向上も狙えるという側面があるのです

「アンドロイドを無償で提供する本当の狙い」

これは大体、私が予想していたことと同様のことが書いてありました。何が書いてあったかは想像してみてください。私もアンドロイド搭載のスマートフォンを利用していますが、アンドロイド搭載のスマートフォンがいくら売れても、そのこと自体ではGoogleには1円も入らないとのこと。開発には莫大な開発費と時間をGoogleはかけているのにもかかわらず、です。そしてそれでも、結果的にはGoogleが損しない理由がある。
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こんなに便利なGoogleのサービスが無料で使える時代に生まれて、私達は幸せですね。ユーザーの私達も、Googleも、誰も損していないのだからすごい仕組みを考えたのだと思います。

「慈善と利益の両輪で変革を起こす」

この内容は読みごたえがありました。著者はよくここの部分を書いてくれたと思います。私がとても知りたいと思っていたことでした。

発展途上国の子どもたちを支援するNPO団体に、少額ながら私は毎月寄付をしていますが、それだけではいけない、と感じていました。もちろん、寄付は困っている子どもたちを救うのに最も有効な手立てではあります。お腹を空かせて死にかけている子どもたちに必要なのは、まず、食料・飲料とそれを買うためのお金ですからね・・・。でもそれだけでは問題は解決しない。貧しい子どもたちが次々に出てきてしまうという、その仕組み自体を変えなくてはいけないのだ、そう思っています。

電気が来ていない地域に電力とインターネットを供給するプロジェクトを、グーグルの創業者、ラリー・ペイジは個人で支援しているのだそう。将来的なGoogleへの収益を狙ったものだとしても、これはとても有効な活動だと思います。お金をばらまいただけでは、そのときだけの助けで終わってしまいます。大事なのは、貧困に苦しむ人が自力で立ち上がって努力できる環境と希望を与えてあげることだと思われます。

Googleが提供するサービスで私達の未来はどう変わる?

おそらく、Googleは今後も革新的なサービスで私達の暮らしを大きく変えていくでしょう。Googleの開発した、安価な自動運転車が公道を走るということが日本でも数年後には実現すると思います。

「低価格だから質をあげられる」、そういう恐るべき特徴を持った企業ですから、競合他社は少なからず打撃を受けるかもしれません。Google mapというサービスが無料で提供されるようになったことで、紙の地図を買う人が格段に減ってしまったように。そういう意味ではGoogleのために職をなくす人が出てくるかもしれません。

しかしそのサービスの恩恵を受ける人も出てくるはずです。過疎の地域のお年寄りで車の運転ができない人などが、安価にその自動運転車のサービスを利用できるようになったら、とても便利だと思います。

「モノの所有」が時代遅れになる世界

「モノ」は所有せず、シェアしていく。その個人に付随する情報だけを、私達は持ち歩く。

Googleの目指す、「モノ」の所有ではなく「情報」のみを所有していく、という考え方。私は今後普及していくと思われるこの考え方こそ、最も私達の暮らしを変えていくと思っています。Googleは「モノ」を所有せずクラウド化して社会全体でシェアしようという考え方を持っています。

今までは「お金」をたくさん持っていた人がいい暮らしをできました。「お金持ち」は「いい家」に住み、「いい車」を持ち、「いい別荘」を「所有」する。その「いい家」「いい車」「いい別荘」を利用できるのはお金持ちだけで、それ以外の貧しい人は決して利用できない。それが今までの「普通」でした。だからこそ、「お金持ち」の姿は人々の憧れと妬みの的でした。

でもこれからは、家も車も宿泊施設も、「所有」するのではなく、必要なときに借りる、それが当たり前になってくると思います。しかも、いいモノが安価に借りられる。そういう時代が来るのです。「お金」ですら、もうそんなに必要でなくなるかもしれません。そうなったら、今、貧困の問題で苦しんでいる日本の子どもたちも幸せな毎日が送れるようになるかもしれません。そして私達は、「お金」を稼ぐことにばかりとらわれることなく、自分が本当にやりたいこと、やるべきことを考えて実行できる、そういう世の中が来るかもしれません

そのとき自分を語るのに必要なのは、お金やその他の財産ではなく、自分が今まで何を考えてどう行動してきたか、それだけかもしれません。

そうなったとき、もはや「お金持ち」はそれほど羨ましい存在ではなくなるでしょう。豪邸も高級車も別荘も、「所有」するものをきちんと維持管理していくにはお金と手間がかかります。そういうものを「所有」しているお金持ちは「手間もかかるのによくやるな」と思われるだけで羨ましくは思われないかもしれません。

Googleの入社試験は本当に難しく、人柄もしっかりと見られるのだそう。だからこそ、社員はみな天才で、そして「いい人」なのだとか。天才でも、エゴイストは落とされるそうです。なのでエリートにありがちな、「足の引っ張り合い」はないのだとか。

Googleは、発展途上国の今まで教育を受けさせてもらえなかった貧しい子どもたちにもアンドロイド端末を配布することで、いい教育を受けられるようにしてあげようとしています。

世界の「貧困」にあえぐ人達を救ってくれるのは、政府や行政ではなく、Googleなのかもしれません。思いやりにあふれた会社こそ業績を伸ばしていける、そんないい時代がきているように感じます。

Googleが私達の暮らしをいい方向に変えていくことを信じながら、彼らのサービスの進化を見守っていきたいと思っています。

牧野武文さんのこの、「Googleの哲学 世界一先進的な企業がやっている40のこと」という電子書籍はいい内容でした。紙の書籍もあります。ネット検索しただけではすぐには出てこない、知りたかった内容が凝縮されていました。丁寧に取材なさったのだと思います。価格も高くないし、オススメです。
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