私は株を買ってほしくて情報を書いているわけではない

私は自分が保有している銘柄や、興味ある銘柄の情報をこのブログに書いていますが、読んでくれる方にその銘柄を買ってほしくて情報を載せているわけではありません。むしろ、株価が安いうちに買い増したいので、あまり多くの人には買ってほしくないぐらいです。
なぜ載せているかというと、日本(または世界には)にはこんなに素晴らしい技術や考え方を持った会社がありますよ!社会は今後良くなっていくかもしれませんよ!希望を捨てないで!ということを伝えたいからです。

もちろん私は自分が得をしたいので株をやっているのですが、読んでくれた方が私と同じ銘柄を買ったとして、儲けられるとは考えていません。

株はその人との相性があるからです。なお、この内容はデイトレーダーではなく成長性がある株を長期保有することによって大きく利益を得たいと考えている人向けです。デイトレーダーにはまた別の考え方があると思います。

株には「相性」がある?

恋愛でもあるまいし、株に相性があるなんて、嘘だろうと思うかもしれません。いい株は上がる株で悪い株は下がる株、それだけなんじゃないの?と。

でもそうでもないのです。同じ銘柄を買ったとしても、損する人と得する人は出てきます。なぜ損をする人と得をする人が出てくるのでしょうか。

その人が興味を持っている分野が違う

私には私の性格や好き嫌い、考え方があります。これを読んでいるあなたには、あなただけの性格や考え方があるはずです。

株をやる上で重要なのは、銘柄選びと買い時、売り時です。

まず銘柄選びですが、例えば私は家電メーカーの株を買ったことがありません。それは私が「儲からない」と考えているからではなく、あまり興味がないからです

人は、自分が興味のあることにはあまり苦痛もなく努力できますが、嫌いな分野で努力を続けるのには苦痛が伴い、余計に時間がかかります。ということは、同じ時間をかけても自分が理解して吸収する内容に差がついてきます。

銘柄選定にはその銘柄について理解をすることが重要

株は購入する前にその会社がどういうビジネスモデルで利益を上げているのか、または上げようとしているのかを理解することが重要です。自分が関心のある事業を展開している会社については、意欲的に情報を探すことができます。でも興味がない分野の銘柄については調べても理解できる情報の量が多くなく、結果として覚えていられる情報の量が少なくなってしまいます。そうすると、自信を持ってその銘柄を買う、というところまでは行かないのです。これを、私はその人とその株との「相性」と考えています。

自信を持って株を買うことの重要性

その銘柄をなぜ買ったのか、という理由を人に説明できるぐらいの自信がないと、持っていてもすぐに不安になってしまい、少し下がっただけで「今のうちに売っておいた方がいいのでは・・」という気分になってきてしまいます。そして実際に安い値段で売ってしまい、損をすることになってしまいます。

一方、自分が興味ある分野のサービスを展開している会社については自分でよく情報を調べており、なぜその会社が今後利益を伸ばしていけると考えているのか、理解しています。利益を本格的に伸ばすためにあとどれぐらいの期間がかかるのかもだいたいイメージしています。

株価は短期間で見れば、その企業の業績というよりも、地合いの悪化や為替の変動などで簡単に上下します。自分が自信を持って買った株の場合は、「今は地合いの悪化で売られているだけだ。業績が順調に上がってくればいずれ株価も上がってくる。あと数年は持っておこう。」という気になるのです。会社が実際に利益を上げてくるためにはそれなりの時間がかかることも理解できています。

一方、自信がない場合は「損切りは重要だ。今のうちに売っておこう。」などと考えて簡単に売ってしまうのです。会社がどういうサービスを展開していて、利益を伸ばすためにはあとこれぐらい時間が必要だ、という考えができないからです。

自信がないまま買った株は売り時を間違える

例として楽天(東証1部、証券コード4755)のチャートを見てみてください。2000年4月に上場してからのチャートを見ると、全体的には下値を切り上げて上がっています。2000年に買ってまだ保有している人がいるなら、その人は含み益のはずです。

しかしよくチャートを見ると上場して高値をつけた後は2年ぐらい、かなり低い株価であったことがわかります。高値で買ってしまった人の多くはこの2年の間におそらく損切りしてしまったのではないでしょうか。これが成長株の怖いところで、長い期間で見れば有望な銘柄でも、途中には株価がかなり長い間低いときがあるのです

成長株はたいていの場合PERが平均より高いので買い時が難しいのですが、その中でも高いときに買ってしまうとその後長く含み損に苦しむことになります。

ただそれでも、楽天のビジネスモデルを信じ、楽天の株を買ったことに自信を持っていた人は、売らなかったでしょう。また買い増しをした人もいるかもしれません。そうした人は、17年経った今は得をしているはずです。

しかし、楽天の株を買ったことに自信がなかった人の場合は損切りしたと思います。その場合は損しただけで終わったはずです。自信がなければ、ほとんど必ず売り時を間違えるのです

私は何が何でも売ってはいけない、と言っているのではありません。信じて買った銘柄でもその会社のビジネスモデルに変更が生じたり、不祥事を起こして信頼を裏切るようなことをした場合は売った方がいいでしょう。どういう場合に売った方がいいか、それは何を想定してその会社の株を買ったのか、というその人が買ったときの判断に基づきます。

入念に調べた上で株を買ったけれど、予想外の事態が起きて損するけれど売らざるを得なくなった、そういう場合は仕方ありません。しかしその場合はあきらめもつくというものですし、自分の勉強にもなります。しかし調べもせず売買だけした場合はなんの勉強にもなりません

このように書いている私も、当初はPBRが低く割安だというだけでビジネスモデルを調べもせず株を買ったことがあり、下がったときに怖くなって売ってしまい、損を出しました。よくなかったなと考えています。

あなたと相性のいい銘柄はあなたでないとわからない

初心者はまずは自分が興味を持っている分野の銘柄から調べて買っていくことをおすすめします他人の意見や雑誌に書いてあることを鵜呑みにしてはいけません。それらにはあなたの性格や興味がある分野、考え方が反映されていないからです。

最初から相性のいい銘柄を探せないかもしれないので、その場合は経験を積むことも必要でしょう。

最初はどんなに自信がなくても、使えるものはあなたの頭と感覚しかありません自分を信じて、ときどきは反省もしながら楽しんで株取引をやるのが私は一番いいと考えています。