ニプロの株価が上昇中!1200円台から、3か月で1690円に!

私の保有銘柄の中で抜群の成績を誇るニプロ。昨年は為替の影響で苦しみ、1200円台をずっとウロウロしていたのですが、今年2月9日に発表された、2017年3月期(2016年度) 第64期第3四半期決算発表以降の株価の伸びが素晴らしい!

GW前の昨日、ザラ場の大半の時間はマイナス圏(前日比)をさまよっていたのに、昼休み前、引け前にぴょこっと浮上し、W字のチャートを形成しました。ぞして終わってみれば前日比からわずかにプラスの1690円!

そして年初来高値更新です!1692円まで行ってきたようです。

休み前に買われるってことはこれからも期待されているのかな。

そして1690円ってことは1700円はもう目の前だ!私は1080円ぐらいで買っているのでかなり嬉しいよ!もちろん売ってないのであくまで含み益で、儲けた訳ではないのですが。

いつもは静かな掲示板もさすがに盛り上がっていますね。(ニプロの株主は上品な人が多いのか変な書き込みが少ない。)

それに、目先の株価に踊らされてはいけないですね。何より大切なのは業績。株価は後からついてくる。

業績はどうなのか?

ニプロが2月9日に発表したIRの四半期報告書を見てみましょう。

「当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,701億87百万円となりました。前年同期の売上高には、前期末に売却した子会社ニプロダイアグノスティクス,Inc.の売上高が114億3百万円含まれていることに加え、当期において円高が伸長したことにより、前年同期比では1.4%減少しております。利益面におきましては、営業利益は売上原価の減少等により、前年同期比41.9%増加の261億48百万円となり、経常利益は為替差損の減少等によ り、前年同期比70.7%増加の237億円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は140億71百万円となりました。これは、前年同期に比べ特別損失が18億82百万円減少したものの、一方では、前年同期においては、売却が確定したニプロダイアグノスティクス,Inc.の売却益見込みに対する税効果会計の適用により法人税等調整額が66億24百万円減少(税負担率の軽減)していることから、前年同期比では0.7%の増加となっております。」

ふむふむ、なるほど。昨年同期の売上高は売却した子会社の売上高(114億)が入っていたし、今年は円高もあったから今年の当期の売上高は1.4%減少しちゃったよ。でも売上原価が減少したから営業利益は41.9%伸びたよ!しかも経常利益は為替が良くなったから70.7%増加したよ!親会社株主に帰属する四半期純利益はちょっと(0.7%)伸びたよ、というわけですね。

為替は今後もどうなるかわからないですが、注目すべきは営業利益の伸びですね。前年同期比+41.9%はすばらしい!

どんな商品が売れているのか?

何を売ってニプロは利益を出しているのか見てみましょう。ニプロの部門には「医療関連事業」(メディカル)、「医薬関連事業」「ファーマパッケージング事業」があります。この中で「医療関連事業」(メディカル)が売上高の約7割を占めているのでその中身を見てみましょう。

医療関連事業の特に何が伸びているの?

「国内販売におきましては、本年4月に診療報酬改定、薬価改定が行われ、市場環境は厳しいものとなりまし た。そのような状況下で、メディカル営業部門では、注射・輸液関連製品、経腸栄養関連製品、検査関連製品、 透析関連製品、バスキュラー関連製品、心臓外科(CVS)関連製品の全分野において堅調に推移し、特に透析関連製品のHDFフィルターと透析用監視装置、次いで心臓外科(CVS)関連製品の「植込み型補助人工心臓 HeartMateⅡ」、バスキュラー関連製品の薬剤溶出型バルーンカテーテル「SeQuent® Please ドラッグ イルーテ ィング バルーンカテーテル」の売上が大きく伸長しました。他方、医薬営業部門では、後発医薬品使用促進策のもと、更なる市場の拡大が図られ、既存製品の拡大と本年6月および12月の追補収載品目の売上増により、売上高は堅調に推移しました。しかしながらAG(オーソライズドジェネリック)の先行発売や1品目に数十社がしのぎを削る状況の中、国内市場を取り巻く競争環境は益々熾烈になってきております。」

ほほう、透析関連製品、心臓外科(CVS)関連製品の「植込み型補助人工心臓 HeartMateⅡ」、バスキュラー関連製品の薬剤溶出型バルーンカテーテル「SeQuent® Please ドラッグ イルーテ ィング バルーンカテーテル」の伸びがいいようですね。

ところでバスキュラーとは何か?バスキュラー(vascular)は「血管の」という意味です。

端的に言うと、透析関連、人工心臓関連、血管関連が順調なんですね!

 

海外展開も積極的!

さらに、ニプロは海外販売に積極的です。

「海外販売におきましては、・・・(中略)・・・今後も、医療現場の要望に迅速に対応するため、海外販売組織網の拡大を継続、直販体制を強化し、販売の拡大に努めてまいります。特に注力しているインドでは既存の13拠点に加え、当四半期にアッサム、ビハール、オデ ィシャの3州に新たなインド販売子会社の拠点を設立し、全16拠点体制といたしました。これらの販売拠点を通じて、より地域に密着したきめ細かなサービスを提供しながら医療現場のニーズに応え、市場プレゼンスを高めてまいりました。海外新工場(インド・インドネシア・バングラデシュ・中国合肥)においては更なる販売増加に対応するため、確立された品質システムのもとで生産拡大を進め、所在国および周辺地域を中心に販売を拡大してまいりました。」

ふむふむ、海外の拠点や工場を拡充させることでインド、インドネシア、バングラデシュ、中国の方のお役にも立ちつつ、利益を上げようという訳ですね!

国内は人口もそう増えないし頭打ちですもんね。いい製品をたくさん作って、今まさに発展中のアジア市場でたくさんお役に立ってほしいですね!

再生医療も期待しているよ!

既存分野でここまで順調なのは嬉しいのですが、私は個人的にニプロの再生医療研究にも期待しています。この分野で新製品が出たらそれこそ大化けするのではないか、と思うのです。

ニプロの時価総額は既に2900億円近くありますから、ここから株価が飛躍的に上昇するのは簡単ではないな・・、とも思っています。

しかし再生医療で脳梗塞等の病気の後遺症で苦しむ人の役に立つ薬が開発できたなら、それは他社にない、非常に大きな強みになると思うのです。そうなったら、業績や株価の伸びもさらに期待できると思っています。

私が勝手に期待している、ニプロの大化け期待については、

今後10年間で大化けが期待される銘柄を独断と偏見で選んでみた。(その2 再生医療銘柄、サンバイオ、ニプロ、サイバーダイン)

をご覧ください。

ところで現在の株価指標は?

4月28日の株価指標は、時価総額2897億円、PER22.78倍、PBR1.82倍です。ちょっと割高感が出てきちゃいましたかね。発行済み株式数は約1億7145万株、配当利回りは1.45%です。

年初来高値は4月28日(昨日)に更新した1692円、年初来安値は決算発表前直前の時間の1218円です。

株主優待もあるよ!

私は当初、このニプロの株を株主優待目的で買っていました。ニプロ株自体は100株から買えますが、株主優待は1000株、しかも継続して1年間持っていないともらえないので注意してください。もらえるのはJCBギフトカード5000円分です。優待利回りは0.3%です。

1000株を1年以上継続保有というのは長期保有の株主さんを優遇してくれる感じがして私は嬉しいですね。この縛りのおかげで1年以上売らずにいたからかなり含み益になった、という株主さんもいるのではないでしょうか。

やっぱり、昼間は仕事でほとんど取引できないサラリーマンにとっては有望な成長株を買ってじっと値上がりを待つのが一番効率のいい儲け方のような気がします。