今回も面白い!佐藤航陽社長のブログ
私はメタップスの株主でもありますが、株で儲けたいというよりはここの社長さんの考え方がとても素晴らしいな、と思い応援する気持ちで株を買っています。
社長の佐藤航陽さんはお金や社会の在り方についていろいろ考察されていてそれをとてもわかりやすく本やブログにまとめています。
本については、
をご覧ください。
私は経済の深い知識はほとんどありませんが、この佐藤社長の書く内容は、今まで誰もがなんとなく抱えていたモヤモヤとした疑問についてわかりやすく答えてくれるような内容でした。
そして、今後の社会について希望も持っていいのかなと思わせるような、そんな内容です。
ブログはあまり頻繁には更新されないのですが、今月15日に更新されました。今回もとても面白い内容でした。普通のブログだから読むのはもちろん無料なのでそれもありがたいですね。
今回の内容は持続可能な経済システムについてです。
内容はもちろん原文を読んでいただきたいのですが、その中でも私の印象に特に残った箇所を抜粋します。
悪人がいるからというよりも仕組みが悪い
佐藤社長は以下のように書いています。
「世の中の悲劇や不幸の多くは、悪人によって起こされるよりも、実際は誤った仕組みが大規模に社会に適用されることによって起きていることのほうが多数です。」
この考え!これは多くの人にとって新鮮な驚きではないでしょうか。
人間の中には悪い人もいる、だから世の中も今以上には良くならない、と考えてしまうと未来に対して希望がいつまでも沸いてきません。
世の中の仕組みが良くなれば悪いことをする人も減るかも、と考える方が健全だし、何よりずっと楽しいと思うのです。
経済のシステムが複数あれば格差は和らぐかも。
佐藤社長は以下のように書いています。
「私は昔から「今よりもっと良い経済システムは作れるのでは?」とよく考えることがありました。格差の問題は経済が一つしかない場合は致命的になりますが、複数存在していて自由に選べるようになれば今よりは和らげられるかもしれませんし、複数の経済同士が競争をしている場合は互いに抑制と均衡が働くので暴走しにくくなるというメリットもあります。」
この「経済が複数存在する」の複数の中には、ビットコインや地域通貨、電子マネー、ポイントなども入っていると思います。
今の日本は「円」というお金がないと生活が成り立たない人がほとんどだと思いますが(もちろん私もその一人ですが)、そのうちビットコインや他の仮想通貨、地域通貨、ポイントなどがもっと流通し、またそういったものがさらに獲得しやすくなって、貧しさで苦しむ人が少なくなるといいな、と思います。
例えば、ある地域に住んで何らかの地域貢献をしている人は、その地域でだけ使える地域通貨が毎月提供されて生活に必要な食べ物や日用品はその地域通貨で手に入れることができる、といったようなそんな仕組みはできないかな。「円」のばらまきは難しいかもしれないけど、地域通貨やポイントならできるんじゃないかな。
これからは想像力と創造力の時代!がんばれ、メタップス!
ブログの締めはこの文章。
「人間が作り出した社会は個人の想像の産物に過ぎないということが、経済システムを調べていく上でよりリアルに実感できるようになったからです。これからはまさに想像力と創造力の黄金時代と言えます。
ひとまず仮説は固まったので、これから試してみることにします。」
「これから試してみる」とはなんのことを指すのか、いろいろと期待してしまいますね!みずほと設立する決済アプリの会社のことかな。
貧しさで苦しむ人が少しでも少なくなりますように。