メタップスの佐藤航陽社長が日本テレビのSENSORSで語りました!

佐藤社長のツイッターで予告されていた「SENSORS」。今日28日日曜日の午前(というか夜中だけど)3時5分からの番組でした。録画もしましたが、私は夜中に見ました。

MCは建築家の齋藤精一さんと「デジタルネイチャー」という世界観を提唱している筑波大学助教の落合陽一さん、ゲストにAnyPayの代表取締役の木村新司さんとメタップス代表取締役の佐藤航陽さんです。

MCもゲストもとても魅力的な人達だ・・・。私はメタップスの株主なので佐藤航陽さんの発言等をこのブログに書いておきます。

テーマは「FinTechと日本の未来」。現金がなくなった日本の未来とは?

最初の方にメタップスの紹介がありました。「メタップスの展開するオンライン決済サービスSPIKEは導入手続きがシンプルで10万円まで無料。個人・中小企業を中心に導入が加速。100億円以上の資金調達に成功している。そのメタップスのビジネス展開とは?」といった紹介でした。

そうそう。すごいんだよ、メタップスは。紹介してくれてありがとう(株主として。)。

次はいよいよ佐藤社長のコメントです。

「決済の購買行動のデータですね。そこにどんな価値があるかっていうのをちょっと突き詰めようかと思っていて。最終的には購買行動のデータから、じゃあその人に対していくらお金が貸せるのか、もしくは投資ができるのか、というところまで可視化したいなと思っているので。土地とか、家とかが担保になくても、データが担保でお金が貸せたりとか、投資ができたりとかいうところまで進めればいいなと思っています。」

MCのお二人も真剣に聞いています。

その後は木村さんの今後に期待する話や、中国は屋台でもQRコードで支払いができること、ホームレスでさえQRコードでお金をもらっていること、などの話題が続きます。それにからめて佐藤社長のコメント。

「この前、中国の現場で面白いこと言っていて。財布を落としたんだけど1週間気付かなかったと。三年前は財布がなかったら生きていけなかったんだけども、今はスマホで全部できちゃうから財布がなくなっても気付かなかったんだ、という話をしていました。ふーん、なるほどな、三年でこれほど中国って変わったんだなって考えると、日本もちょっと遅いとしても5年あればそういう風な状況にはなるんじゃないかな、という気がしてますけどね。」

その後、MCの落合さんの話が入ります。落合さんがよく財布を落とすこと、そのため財布に現金、キャッシュカードを入れなくなったこと、Apple Payで支払うようになって財布を落としても損失がなくなったこと、財布をよく落とす人から現金主義はなくなっていくと思っていること、という落合さんの話が続きました。

世界と比べて日本というのはどれぐらいフィンテックが普及しているものなんでしょうか?

という女性の質問に対して、木村氏の「全然普及していない。ATMはすごく普及しているけれど個人の手には渡っていない。」という答えが続きます。その後、佐藤社長のコメント。

「そうですね、既存のネットが普及する前のシステムがあまりに普及しすぎていて、それがそこそこ便利なので、新しいものを作るモチベーションがあまり沸かないのがあると思いますね。別にApple Payでなくてもいいかな、ってなっちゃいますね。」

その後、木村さんや落合さんの、日本はATM、コンビニが全国にあること、日本はルーズな人が少なくて、だまくらかす人が少ないから「スマホでやった方が正確だよね」という流れにならないこと、などの話が続きます。佐藤社長が「あと、治安もいいし。」とコメントし、木村さんが「ニセ札もない。」とコメントします。

決済サービスのビジネスの参入障壁は?日本の現金主義をどう崩していくか?

という齋藤さんの質問について、木村さんは「クレジットカードで支払うと使いすぎちゃうかもしれない、ということがあると思うんですけどデビットカードを使えばいい。」という内容のコメントしました。

そして「次世代の金融機関モデルを作ろうとしている佐藤さんの考えとは?」というナレーションが入ります。その後、佐藤社長のコメント。

「私、個人的に象徴的だな、と思ったのは仮想通貨の法律ですね、あれは日本が一番進んでいてですね、他の国だとまあグレーというか、なんの取り決めもないんですけども。やっぱり日本の方が先駆けて黒から白にしたっていうのがあるんで。」

仮想通貨法 利用者保護を目的に今年4月から施行。7月から仮想通貨の消費税も撤廃」という説明も画面下に入ってます。佐藤社長の話は続きます。

「けっこう仮想通貨・ブロックチェーンについては、アジア、特に日本が率先して引っ張っていくんじゃないかなって気はしてます。」

ブロックチェーン 仮想通貨「ビットコイン」の根幹をなす取引履歴データの改ざん防止技術」という説明も画面下に入ってます。

仮想通貨によりお金の価値観はどう変わる?

MCの落合さんが「お金は自分にとってパラメータでしかない。二人にとってはどう見えてるかがすごく気になる。」という話をして、それについて木村さんは「お金は物質から情報に変わってきている。コミュニケーションはテクノロジーが発展しているのにお金のテクノロジーはまだ発展していない。」と話をします。その後、佐藤社長のコメント。

「そうですね、データでしかないと思っていますね。人間から見たらお金は別のものに見えているかもしれないけど処理しているシステムからしたら同じもの。そういう事実でしかない。それがようやくネットが普及して、ただのデータでしかなかった、ただのパラメータでしかなかった、という話が浸透してきたのかなっては思っています。

あとお金って人によって定義が違うというか。信用っている人もいたりとか。私、個人的に面白いなって思ったのはお金って時間の塊だと思いましたね。例えばその辺のモノを作るって時間をかければできると思うんですよね。その時間を短縮するためにお金を払っているので。そういう意味では時間の塊がお金ってものではないかな、と個人的には思っています。」

この話についてMC二人から「おもしろい。」という感想が聞かれます。

フィンテックの発展と日本の未来。キャッシュレスになったときに日本の未来はどう変わるのか?

という問いに対して、木村さんは、「スマホのデータからお金を貸したりできるようになる。今まで動いていなかったお金が動くようになるんじゃないかと思っている。」とコメントします。

佐藤社長は

国家と企業の境界が消えてきていると思っていて。昔インターネットが流行ったときって個人と企業の境界ってなくなったじゃないですか。個人でも商売ができたりとか。今回フィンテックという金融のイノベーションによって、国家と企業、もしくは企業と金融機関の境界線が消えちゃって、まあ誰でもその金融機関持っているの当たり前だし、あと自分でその通貨を発行しちゃうし、けいざいシステムを持っちゃうって話になっているので、まあ混沌としてきてはいますけれども、可能性はすごく広がってきたなとは思っています。楽天とかLINEという会社が自分達でポイントを発行してその中で経済システムを作るのが当たり前になっている、と。」

LINEの中で広告を見てポイントを集めてLINEまんがを見たり、という話が続き「最終的には給料も楽天ポイントでもらう、と。今はだめですけど。」という佐藤社長のコメントがありました。そのあと、落合さんが、「法人って今までどうやって労働したらお金がもらえるかっている特殊なゲームセンターのようなもので、そのゲームセンターのオーナーはいろんなことを考えなきゃいけなかったんだけど。サラリーマンばっかりなんですよ、この国は。昔は。で、そういうスタイルが変わってきたときに、今みたいな変化が生じる。改めて法人って何かを考えたときに、法人って死なないですし、法人にとって資本金っているのはパラメータの一つでしかないんで。それっていうのは、人間が法人に近づいてきているし、法人も逆にいうと物質的な人間に近づいてきているともいえる。すごくおもしろいですね。」と話しました。

国家・企業・個人の境目があいまいになりつつある現在

木村さんは今後の社会について「すごく無機質な社会に一見なりそうだけれど、チャットやフェイスブックで感情が伝わっていく。感情がテクノロジーにのるようになって広がっていく」という話をします。その後、佐藤社長が「ブロックチェーンで全部記録されますしね。」とコメントします。

佐藤社長は「コミュニケーションとお金のやりとりって話は本当は切っても切り離せないものだったんでしょうね。」ともコメントします。

フィンテック先進国 中国とインドの未来について

落合さんが「今の時代は西洋哲学の時代。でもこれからは中国とインドの人口足して世界の半分があの辺の人の時代になる。じゃあそのときに僕らの金銭的・経済的な価値観はどう変わっていくの?」という問いに対して、

木村さんは「一旦はすごく資本主義的にならざるを得ないだろうけど、それと同時に人工知能が出てきて機械、ロボットが出てきてだんだん解放されてくるときが来る。じゃあそのときにお金ってなに?となったときにどれぐらい自分の幸せを捨てていいのかという話になると思う。日本人みたいに家族といる時間を減らしてでも長時間労働する人がいったんは増えてくると思うけど、解放されたときにお金っていうものをどう考えるかというのはすごく変わってくるとは思う。」と話します。

落合さんは「インドはその中でも話す言葉が違うからお金が共通言語になっているようなところがある、一段飛ばしでフィンテックを入れているから安定している。」と話します。

その後、佐藤社長のコメント

「落合さんのいう通りで、私達日本人が持っている価値観っていうのもアメリカから来たものじゃないですか。まだアメリカ経済圏の中に私達はいるので。西洋の思想がグローバルなものだと勘違いしちゃってますけれども、結構情勢も変わってきていますよね。最近中国が力をすごくつけてきているので、資本主義の中でも、資本主義じゃない国が一番強いっていうよくわからない状況になっているので。本当にインドが成長してきたら、メインの価値観、スタンダードの部分が簡単にひっくり返るということが起きそうですよね。」

最後に、企業家をめざす若者にアドバイス

木村さんは「国がやっていたことを大企業がやるようになって、大企業がやっていたものを個人がやるようになってきているんで個人をエンパワーメントするツールをスマホで作ればいいと思うんですよね。大企業が今やっていることと同じことを個人ができるようになるようにすればいい。個人を解放するようなビジネスを提供すればすごくうまくいくんじゃないかな。」とコメントしました。

佐藤社長は

「個人的には日本人の感覚でやりすぎというぐらいがちょうどいいかな、と思っていて。中国とかってすごく先にいっちゃっているんですよね。私達の感覚でそこまでいっちゃっていいんですか、ってところまでやって、ちょうど時代に合ったサービスになるかな、とは思っているんで。まあまあ周回遅れってことを認識しながら、ここまでいっていいのかなっていうのがちょうどいい、そこを狙っていけばいい。」とコメントしました。

まとめ

佐藤社長のコメントや考えで重要だと思う部分を勝手に書き出してまとめてみます。

購買行動のデータから、その人に対していくらお金が貸せるのか、もしくは投資ができるのか、というところまで可視化したい

土地とか、家とかが担保になくても、データが担保でお金が貸せたりとか、投資ができたりとかいうところまで進めればいい。

日本も5年あればフィンテックはもっと進化すると思う。

仮想通貨・ブロックチェーンについては、アジア、特に日本が率先して引っ張っていくと思う。

・「お金は時間の塊」だと思う

国家と企業の境界が消えてきている。

・本当にインドが成長してきたら、メインの価値観、スタンダードの部分が簡単にひっくり返りそう。

・(フィンテックは)日本人の感覚でやりすぎというぐらいがちょうどいい。

ふむふむ。これらの言葉をよく味わってみることにしましょう。メタップスのこれからを考えるヒントになりますね。先日のTimebankのヒントもこの中にあるかもしれません。

それにしても未来はこれからどんどん変わっていくんだろうな。きっと今よりいい方向に進むと信じます。

佐藤社長の言葉に注目しながら、これからもメタップスを応援していきますよ!