ニプロの株価は1500円台に回復。

今年5月の初めには1700円台まで行ったものの、5月11日の2017年3月期 本決算の発表で市場の期待までは届かず売られたニプロ。6月中旬には1450円も割り込みましたが、今日はなんとか1500円台まで回復して終わりました。

6/21の日本経済新聞の電子版でニュースが出ていました。中国で人工腎臓生産を2倍にするそうです。中国は豊かになるにつれ食生活が変化して糖尿病の患者さんが増えているそうです。うーん、経済的に豊かになっても病気になるのは悲しいな・・・。

ニプロはそういう状況を踏まえ、今後は中国で人工透析を必要とする人がますます増えると想定されることから、工場の設備を増強して生産能力を2倍にするとのことです。中国の患者さんのために頑張ってほしいですね。

糖尿病と腎臓の関係についてググってみました。「糖尿病講座 流れて良くなる」というページ(http://www.nagayoku.com/complication/nephropathy/)がわかりやすかったです。

腎臓は身体の中から不要なものをこし取る働きをしています。身体に必要なたんぱく質などの大きい成分は残して不要な小さな成分は落とす、いわゆる「ざる」のような役割を果たしています。ところが糖尿病になると、この「ざる」が動脈硬化によって傷ついたり、高血糖によって傷ついて網目が広がってしまうそうです。

そうすると身体の中に必要な成分を残せなくなってしまいます。さらに悪化すると腎臓は最終的には尿を作ることをやめてしまうそうで、そうすると血液中に尿の成分がたまっていってしまって心臓や脳にも影響を与え、昏睡状態に陥ってしまうことも珍しくないそう。そうなっては困るので、人工透析という形で、尿を外に出さなければいけません。人工透析は、週に3回ぐらい病院に通って数時間横になって血液から尿の成分を抜き取ることをします。結構負担ですね。

糖尿病にならないようにしないとな・・・。食べすぎには気をつけよう。

では話をニプロに戻して日本経済新聞電子版のニュースの詳しい内容を見てみましょう。

タイトルは「ニプロ、中国で人工腎臓生産2倍に 透析患者増に対応」です。

人工透析に使う人工腎臓、ニプロのシェアは世界2割

以下、記事の抜粋です。気になるところを太字にしています。

「医療機器大手のニプロは糖尿病患者などの人工透析治療に使う人工腎臓の生産能力を中国で2倍に引き上げる。現地工場で約40億円を投じ製造ラインを増設する。国際糖尿病連合によると中国の糖尿病患者は約1億人。経済成長に伴う食生活の変化を受けて増加している。今後人工透析を受ける患者も急増するとみて、世界シェア2割の同社は生産体制を整える。

人工透析は腎臓の機能が低下した患者の血液を体外に取りだし、老廃物を除き浄化する治療法。人工腎臓は内部に中空糸膜があり、老廃物をこし取る役割を果たす。

ニプロは子会社の尼普洛医療器械(合肥)が安徽省に構える工場で、2017年内に設備増強する。中国の生産能力を従来の2倍にあたる年1200万本に引き上げる。早ければ10月に稼働させる。人工腎臓の現地需要は年4800万本とみており、2割強を供給できるようにする。

ニプロによると中国では腎臓病を抱え人工透析治療を受ける人は16年に約44万人いる。5年前から8割増えた。中国では都市部では透析治療が広まっているが、内陸部では医者や設備が足りず適切な治療を受けられない患者が多い。日本の透析患者は約30万人であることから、ニプロは中国で潜在的な患者が相当数いるとし、年10~15%のぺースで透析患者の増加が続くとみる。市場拡大に備え、ニプロは透析治療を担う医療スタッフを育成する研修センターを上海や北京など4カ所に設けている。病院などに機器を売り込む代理店を現在の38社から数年後に100社程度まで増やす考えだ

(中略)

人工腎臓の世界首位は独医療機器大手のフレゼニウスだが、ニプロの佐野嘉彦社長は「世界シェアを4割まで引き上げて首位を目指す」との目標を掲げる。」

都市部で透析治療を受けられる人はまだいいですけど、内陸部で治療を受けられない方は気の毒ですもんね。早くなんとかしなくてはね。

ところで、最後のニプロの佐野社長の「世界シェアを4割まで引き上げて首位を目指す」の言葉、頼もしいですね。ニプロは常に前進しようとする姿勢がある気がして、株主としては嬉しいです。がんばってほしいです。ニプロには再生医療の期待もあります。再生医療でもそのうちいいニュースが出ないかな。